2021 クルーズ コレクション
日本時間 7月23日午前3:45 よりオンラインで発表
「この期間、新たな次元に総力を注ぐよう努めました。距離があることは不利に働く場合もありますが、日々の生活に異なる視点を取り入れることで、私たちに強さとイマジネーションがもたらされています。」こう話すマリア・グラツィア・キウリは、今回のクルーズ コレクションショーでは、自身の心の拠り所であるプーリア州に再び創作意欲を注ぐことを選択しました。人類学者のエルネスト・デ・マルティーノが同州の風習について描写した記述は、ジェルマーノ・チェラントやジョルジュ・ディディ=ユベルマンなどの作家に影響を与えましたが、マリア・グラツィア・キウリもまた、その風習のルーツを探求することになりました。タランティズムなどの呪術的思考が生き続けるプーリアと当地のさまざまなエネルギーは、その特有な文脈で、世界の新しい解釈である、有形のユートピアを生み出しています。
Looks
コレクション
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ウィメンズコレクションのアーティスティック ディレクターであるマリア・グラツィア・キウリが、新作コレクションに関する独占インタビューに答えます。
職人やアーティストたちへの讃歌
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プーリアの伝統と工芸を讃えた2021年のクルーズ コレクションでは、卓越した技術の貴重さにハイライトを当てています。
演出
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2021年クルーズ コレクションは、マリア・グラツィア・キウリが愛する町プーリア州レッチェの中心部にある象徴的なドゥオーモ広場の閉じられた空間の、詩情と魅惑に彩られたステージで披露されました。マリネッラ・セナトーレが空想的、伝統的な光のインスタレーションを再解釈して創った魅惑的なルミナリエの輝きに照らされた魅惑的な舞台。そこに、ファッション、伝統的クラフトマンシップ、そして意欲あふれる現代アートにまたがって築かれたシルエットが出現しました。
ディオールとイタリア
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日を浴びるバロック建築がまぶしい、レッチェの夏の風景。しかし、この街は単なる夢の旅の目的地ではありません。マリア・グラツィア・キウリは、クルーズ コレクションの中で、愛するこの土地とその卓越したクラフトマンシップに敬意を表しています。これは、その昔、1947年ごろからクリスチャン・ディオールが称えていた国――常に彼のインスピレーションの源であり続け、情熱的でクリエイティブな歴史を持つイタリア――に対する称賛であり叙情歌です。
アーティスティックな対話
ルミナリエが織りなす作り話のような詩の世界からダンスが生み出すカタルシスの力、儀式音楽の魔法まで、ディオールは多元的で無限ともいえる貴重な文化を称えつつ、プーリア特有の自然と風景に敬意を表しています。
キアラ・フェラーニの旅
レッチェからOtrantoまで、TarantoからSolentoまで、キアラ・フェラーニが、マリア・グラツィア・キウリが愛する魅惑的な地域の象徴的な場所を訪れます。太陽の光あふれる小さな旅へご招待します。